日本哺乳類学会2008年度大会 自由集会のご案内
2008年度の日本哺乳類学会大会は、9月12日(金)〜15日(月)、山口大学にて開催されます。
 今年は「西日本のリスとモモンガの分布と保全に関する研究交流会」主催で、以下のような自由集会が企画されております。
 皆様どうぞお気軽にご参加ください。

  日時:9月13日(土) 15:30-17:30  会場:山口大学農学部 講義室214

  自由集会
     「西日本のリスとモモンガの分布と保全に関する研究交流会」
             世話人:安田雅俊(森林総研九州)・田中浩(山口博物館)

 西日本の樹上性哺乳類のうち、ニホンリスとニホンモモンガは多くの県で絶滅の危機に瀕している。2007年に改訂された環境 省のレッドリストでは、中国地方と九州地方のニホンリスは絶滅のおそれのある地域個体とされており、県のレッドリストでは、広島県で絶滅、山口県で絶滅危惧Ia類とされている。
 また、西日本における最近のニホンモモンガの生息情報は極めて限られており、中国地方と九州地方の多くの県でレッドデータブック掲載種である。このような危機的な状況であるにもかかわらず、行政レベルではこれら2種の個体群保全のための有効な施策はほとんど行われていない。
 この現状を打開することを目標として、本自由集会では、地域によってそれぞれ独立に行われてきた両種についての最近の生息調査の成果をもちより、行政をまきこんだ今後の調査の戦略と方法論を議論する。
 
 話題と話題提供者

1.中国山地におけるニホンリスの分布(田村典子 森林総研多摩)

2.山口県のニホンリスについてのコメント(田中浩 山口博物館)

3.九州山地における巣箱によるニホンモモンガの生息調査
     (坂田拓司・田上弘隆・歌岡宏信・中園敏之 熊本野生生物研究会)

4.ニホンモモンガの環境選択性についてのコメント
                 :丹沢山地における巣箱調査から
                   (鈴木圭・安藤元一 東京農大)

5.議論:方法論と今後の戦略

       **この自由集会参加には哺乳類学会大会参加費が必要です。 


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